1学期終業式校長挨拶〜じぶん校長先生〜
- 公開日
- 2026/07/17
- 更新日
- 2026/07/17
校長室より
おはようございます。
今日で、1学期が終わります。 明日から夏休みが始まります。
今日は、みなさんに大切なお知らせがあります。 よく聞いてください。 明日から夏休みが終わるまで、みなさん一人一人に、校長先生になってもらいます。 もちろん、高井戸小学校の校長先生になるわけではありません。 みなさんには、自分の校長先生になってもらいます。
校長先生の仕事とは何でしょう。 朝会で長い話をすること、、、だけではありません。校長先生の大事な仕事は、 「今日は、何を大切にするのか」を決めること。 そして、みんなが元気に過ごせるように考えることです。 ですから、夏休みには、朝、こんなことを自分に聞いてみてください。 「今日、自分は何を一つ大切にする?」 宿題を一つ進める。 本を読む。 外で思い切り遊ぶ。 家のお手伝いをする。 会いたかった人に会う。 生き物や植物をじっくり観察する。 疲れている日には、ゆっくり休む。 どれでもかまいません。 大切なのは、誰かに言われたからではなく、自分で一つ決めることです。
もちろん、決めたとおりにいかない日もあります。 朝は宿題をするつもりだったのに、気が付いたら夕方になっていた。 少しだけ動画を見るつもりが、ずいぶん長い「少し」になっていた。 そんな日もあるでしょう。 校長先生だって、予定どおりにいかないことはたくさんあります。 大切なのは、一度も失敗しないことではありません。 うまくいかなかったときに、 「では、明日はどうしよう」 と考え直すことです。 自分で決める。 やってみる。 うまくいかなければ、少し変える。 夏休みは、その練習ができる時間です。
ただし、校長先生には、もう一つ、忘れてはいけない大事な仕事があります。 それは、自分を守ることです。 自分の一日の校長先生だからといって、何でも一人で抱え込む必要はありません。 本当の校長先生だって、困ったときは、一人で決めずに、周りの人に相談します。
ですから、もし、大人が、たたいたり、蹴ったり、体を痛くしたり、怖い言葉や嫌な言葉で心を傷つけたりすることがあったら、それは、やってはいけないことです。 そして、それは、みなさんが悪いのではありません。 そんなときは、どうか一人で我慢しないでください。 おうちの人でも、担任の先生でも、校長先生や副校長先生でも、保健室の先生でもかまいません。 自分が話しやすいと思う大人に、必ず話してください。
助けを求めることも、自分の一日の校長先生として、自分を守るための大切な仕事です。 学校では、先生の声が聞こえますが、夏休みには、自分の中の声を聞くことが大切になります。 「今日は、これをやってみたい」 「少し疲れたから、今日は休もう」 「これは怖い」 「誰かに話したい」 自分の中の声をよく聞いて、自分の時間と、自分の体と、自分の心を大切にしてください。
学校では、先生たちがみなさんの成長を見ています。 けれども夏休みには、誰にも見られていないところで伸びる力があります。 自分から始める力。 続ける力。 失敗した後に、もう一度やってみる力。 そして、自分のことを自分で大切にする力です。 夏休みの終わりに、特別な作品が完成していなくてもかまいません。 宿題以外に、立派な成果を残していなくてもかまいません。 ただ一つ、 「これは、自分で決めてやってみた」 と言えるものを、心のポケットに入れて、2学期に戻ってきてください。
明日から、みなさんは、自分の一日の校長先生です。 自分を大切にし、自分の一日を少しだけよくする。 そして、困ったときには、一人で抱え込まず、誰かに助けを求める。 それが、自分の一日の校長先生の大切な仕事です。 2学期に、少したくましくなったみなさんと会えることを、楽しみにしています。 楽しく、安全な夏休みを過ごしてください。