生き物の不思議
- 公開日
- 2026/06/11
- 更新日
- 2026/06/11
学校のようす
校長室の窓辺で、小さな植物を育てています。もともと本校の敷地内にあったものを、ご近所の方が繋いでくださり、校長室でも何とか根付かせようと鉢に植えてみたものです。
ところが今朝、根がしっかり張る前に、濃い紅色の花が一輪咲きました。「ベビーサンローズ」と呼ばれる多肉植物のようです。根を伸ばすことよりも、花を咲かせることを先に選んだように見えて、不思議な気持ちになりました。
これはどういう生命の働きなのでしょう。植物は、自分の置かれた状況が厳しいと感じると、自分が大きく育つことよりも先に、花を咲かせて次の世代に種を残そうとすることがあるのだそうです。今ある力を、つなぐことのほうに向けているのかもしれません。
このことで、子どもの頃を思い出しました。よくトンボを捕まえて遊んでいたのですが、捕まえた途端、メスのトンボが卵を産み始めることがありました。当時はとても不思議でしたが、もしかすると、この植物の様子と似たところがあるのかもしれません。種類が違っても、生きものにはどこか通じ合う働きがあるように思います。
校長室に来る子どもたちは、この花に気づくでしょうか。気づいた人がいたら、「どうして根より先に花が咲いたのだろう」と、一緒に考えてみたいと思います。