文化財の校歌
校歌が文化財に!
杉並区立桃井第二小学校 校歌
与謝野晶子 作詞
山本 直忠 作曲
高くそびゆる富士の嶺(ね)は
桃井第二の校庭へ
学びの心澄み入れと
朝々清き気をおくる
都の西の荻窪は
草木茂り鳥歌い
小川の流れさわやかに
自然の匂い豊かなり
かく誇るべき学校の
師の導きにしたがいて
いや栄えゆく日の本の
我等は光る民たらん
桃井第二小学校の校歌は、昭和11年に制定されました。
作詞は歌人・与謝野晶子さん、作曲は、音楽家・山本直忠さんによるものです。
平成25年度、この歌は「杉並区指定文化財」に認定されました。
出典:「広報すぎなみNO.2083」
校歌制定時に当校の近隣に居住しておられた与謝野晶子さんは、校歌作詞について次のようにお話しされています。
与謝野晶子さんのお話
-校歌発表会にて-
実はこの歌は亡くなった私の夫がお引き受けしておったのですが、夫は一昨年亡くなって校歌もそのままになり残念に存していましたところ、昨年校長先生が宅にお出になり、あらためて私に作歌せよとのお話。
校長先生はそのため多摩の夫の墓にもお参りくださったと聞き、感激してお引受けしました。
さてそれからというもの私は、町に出ても野道を散歩しても、道でお会いするお子さんにあらためて注意を払うようになりました。
まことに愛らしい、花よりも鳥よりも愛らしい、そうして未来にどんなえらい方におなりになるかも知れない。
子どもというものはこれほど尊いものか、と考えるようになりました。
-(略)-
私はこの桃井第二小学校の校歌を作らせていただきましたことにより、世間のすべての小さい方に愛情をもつようになったことを感謝いたしております。
桃井第二小学校の子どもたちは、与謝野晶子さんが思いをこめて作詞してくださったこの校歌に誇りを持ち、信愛をこめて歌い継いでいます。
※ こちら で「桃井第二小学校 校歌」のメロディを聴くことができます。